書籍移行のためKobo gloを自炊専用機に☆
先日の楽天日本一セールでいくつか購入した中のひとつ、Kobo gloがやっと届きました
これまでは評判もあまり良くないし電子ペーパータイプの電子書籍リーダーはいらないかなと思っていたのですが、このセールの半額クーポンとポイント利用で三千円弱で購入可能だったので注文してみました
ちなみに本当はブラックが良かったのですが、その時既にブラックは売り切れだったためシルバーを選択
もっと安っぽいかと思いましたが意外といい感じですね(笑)
というのも、今は自宅にある複数のiPadに書籍を格納しているのですが、最近ではすぐに容量が一杯になってしまい複数台を持ち歩くのは面倒
ましてやiPadに入れるのは書籍データだけではないので書籍で容量がいっぱいでは困ってしまいます
Koboならば外部メモリーとしてmicroSDも利用できるので、コンパクトかつ簡単にカードの追加ができるので容量不足の心配がありません
更にKoboは改造により内蔵記憶領域を増やしたり、カスタムファームウェアの導入ができるということなのでそれを考慮した上で購入してみました
まずは届いたkobo gloを開封
取扱説明書(解説書?)が箱の外に添付されていますので、カッターなどを使う場合は十分注意しましょう
開けると上部にそのまま本体が格納されています
もちろん電源はOFF状態ですが電子ペーパーなので画面には既にUSB接続を促すメッセージが表示されています。
やはり電子ペーパーは実際に印刷物を貼り付けてあるのかと思うくらいですごくきれいですね
通常であればこのままPCにUSB接続するところですが、今回はまず改造を目的としているので接続する前に殻割りします(特にこだわりがなければ初期不良チェックのために電源を入れて動作確認をするのがよいかもしれません)
スライド電源スイッチのフロント部分を裏蓋側に押すと微妙に隙間ができるので、そこに小型のマイナスドライバーや薄く丈夫なカードなどを挟み込みます(傷をつけるといけないので各種チャージ用カード辺りが良いですが、クレジットカード支払いが多くてなかなか良さそうなものがなかったため妹から使用済みのiTunesカードをもらってきました)
そこからゆっくり押し込みながら隙間を一周させて裏蓋を外していきます
それほど難しくはないですが気をつけないと画面やケースが割れることもあるようなので作業は緊張に
裏蓋を外すと基板が見え、バッテリーの上部にmicroSDカードが見えます(画像は外してから撮影してしまいました)
カードの容量はいくつかあるようですが、私の場合は2GB(Class4)が挿入されていました。
そのままカードを横にスライドさせ抜き取り、SDアダプタを装着してPCのカードドライブに挿入します
挿入するとフォーマットするか聞かれますが、フォーマットするとデータが消えてしまうので間違いなくキャンセルをクリック
DD for Windowsを利用してkoboに入っていたmicroSDのデータをファイルにバックアップします
バックアップが終わったらKoboに標準で付いていたカードはちゃんと何処かに保管し、次は新しいカードにデータを復元していきましょう。
今回は自宅にあまっていたmicroSDHC 16GB(Class4)を利用しました
先日なんと32GB(Class4)で780円という怪しすぎる価格のカードを見つけ購入したのですが、意外にも普通に使えたのでHTC J Oneに入っていたものと入れ替えにあたり余った16GBのカードです
そのためClass4のものになってしまい速度が気になったのですが、結論からいってしまうと全然問題なく快適でした
逆にClass10等のより高速な利用ができるmicroSDHCを使っても元々よりも遅くなる場合があるようなので、Kobo側の処理能力や相性等の問題もあるのかもしれませんね
作成したバックアップデータからこの新しいSDにデータを書き込みます
何かはいている場合には一度全てフォーマットしておくのが良いでしょう。
いろいろと確認メッセージが出ますが基本的には同意して書き込みを完了させます
書き込みが完了すれば新しいmicroSDHCが利用可能な状態になりますが、この辞典では元のデータをそのまま書き込んだためパーティションなども同じ構成になっており利用可能な領域も元の2GBのもののままになっています
そこでMiniTool Partition Wizardを使ってパーティションサイズの変更を行っていきます
まずはMiniTool Partition Wizardを起動させ「KOBOeReader」の領域を拡げます(間違っても対象のSD以外の領域を変更しないように注意)
この時に特にそのままの利用であれば未使用領域いっぱいまで拡張しても良いのですが、今回はスワップを利用する領域も作成しますのでその分の空きを残して拡張
残しておいた領域にLinux swapを作成し、問題がなければ"Apply"を押して変更を適応させます(Applyを押して適応するまではあくまで計画段階なので取り消しが可能ですが、Applyを実行すると取り消しはできません)
今回はあえて1GBのスワップを作成しましたが実際にそこまで使用することはないので、細かく設定する場合には環境に合わせて必要な容量を設定しましょう
これで適応が完了した新しいmicroSDHCをkobo glo本体に入れて本体記憶領域の拡張は完了です
特に普通に使うだけならばこのまま電源を入れて初期設定をして完了なのですが、今回はカスタムファームウェア(CFW)も導入するので初期設定完了後に海外版公式FWへのアップデートとCFWの導入も実施しています
途中失敗すると立ち上がらなく鳴ることもあるので、この段階ではまだ裏蓋を閉めないで作業を継続(実際一度失敗して立ち上がらなくなりました)
KoboのCFWも有志の方が作成してくださっているので、感謝して使わせていただきます
このブログを見てくださっている方の中にはiPhoneの脱獄に興味が有る方もいらっしゃると思いますが、基本的には同じような感じのものだと思っていいと思います(PSPやAndroid端末でもCFWが存在しているので特に説明の必要はないかもしれませんが…^^;)
ということでいつものように保証は受けられない可能性が高いので、自己責任で行う必要があります
私はそもそもこの時点で裏蓋を開けているので保証はありませんが…
まずはベースとする公式FWへのアップデート
現時点での日本向け最新となるFW2.6.0でも手てのですが、今回はあえて2.8.1にアップデートしました
準備が完了したらいよいよCFWを適応していきます
導入方法については他のブログやCFWに添付されているReadmeでも説明がされているので省きますが、基本的にはCFWファイルを解凍した中にある"KoboRoot.tgz"等を本体メモリーの".kobo"内にコピーしてUSB接続を解除することで自動的に再起動がかかり適応されます。
今回はFW2.8.1+「kobo CFW 0.96β2」+「passlock-131026」という構成で適応しました
最後にCFWの各設定を行うkoboCFW.confを必要に応じて編集、".kobo"内に配置して作業は完了です
これでkoboを自炊端末として快適に使う準備が出来ました
ついでなのでいつものiPhoneのようにバックやBoot画面などもテーマファイルを適応して現在はこんな感じ
実際に自炊書籍を読んでみても思った以上にスムーズですね
自炊ファイルは過去iPad発売時の自炊書籍作成にも使ったChainLPを利用してCBZ形式で書き出してみました
これだと実態はZIPファイルなので扱いも楽でいいですね
CFWの設定に自動でZIPをCBZにリネームしてくれる機能もあるので、単に画像ファイルをまとめただけのZIPも簡単に閲覧することができます
日本発売時の初代Kobo Touchのイメージとブックストア自体の操作性等が影響しているのか、あまり良くないという意見を目にすることが多いKoboシリーズですが自炊専用機にするには外部メモリーカードも利用できてすごくいいのではないかと思います
まして今回は本体が三千円以下で入手できたので、そのことを考慮すると更に評価できますね
ストアの電子ブック楽天もAmazonを利用するKindle Paperwhiteと比べて特別使いにくいという感じではないので、何か欲しい書籍があれば利用していきたいと思います
まだ届いたばかりなので実際普段使いでどうかなどは、iPadの方の書籍との使い分けも考えながら改めて記事にしていきたいと思います
寝る前の読書に使いたいと思ってあえてライト付きのKobo gloの方を選択しているのでその辺の使い勝手もチェック
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